パスポートを申請したものの、旅行の予定が流れてしまい、受け取りを後回しにしている。そんな状態が続いているなら、知っておいた方がよいルールがあります。

結論から書きます。新しいパスポートが発行されてから6か月以内に受け取らない場合、その旅券は失効します。しかも、その後の申請に影響が出ることがあります。この記事では、外務省が案内している内容だけを使って整理します。

まず知っておきたい基本

まず、失効という言葉の意味を確認しておきましょう。失効とは、そのパスポートが効力を失うことです。手元に届く前であっても、受け取らないまま一定期間が過ぎれば、その旅券は使えなくなります。

具体的には、新しいパスポートが発行されてから6か月以内に受け取らない場合、その旅券は失効します

ここで押さえておきたいのが、期間の起点です。基準になるのは発行されてからであって、申請した日ではありません。申請から発行までにかかる時間を含めて6か月と考えてしまうと、実際の期限とずれてしまいます。

「まだ大丈夫だろう」と思っているうちに期限を越えてしまう、というのがこのルールの怖いところです。

仕組み・条件を具体的に整理

次の申請時の手数料に影響する

失効するとどうなるのか。単に取り直せばよい、という話では終わりません。

失効後5年以内に次のパスポートを申請する際は、通常より高い手数料となります

つまり、受け取らずに失効させてしまうと、次の申請時に金銭的な負担が増えることになります。しかもその影響は5年という期間にわたります。受け取りに行く手間を先送りした結果、後で余分な費用がかかるというのは、避けたい展開でしょう。

受取可能日は事前に確認できる

では、いつ受け取れるのかをどう知ればよいのか。受取可能日は、外務省の案内等で確認できます

申請後に手元の予定を組むときは、受取可能日を確認したうえでスケジュールに入れてしまうのが確実です。「そのうち行こう」と考えたまま日が過ぎるのを防げます。

  • 発行から6か月以内に受け取らないと失効する
  • 失効後5年以内の申請は通常より高い手数料になる
  • 受取可能日は外務省の案内等で確認できる

初心者が間違えやすい点と確認事項

もっとも間違えやすいのが、期間の数え方です。繰り返しになりますが、「申請日から6か月」と単純化しないでください。基準となるのは発行されてからの6か月です。申請から発行までの時間の分だけ猶予があると考えると、実際の期限より遅く見積もることになります。

もうひとつ、手数料についてです。失効後5年以内の申請では通常より高い手数料になりますが、具体的な追加手数料の額は、申請する時点の最新の制度で確認してください。手数料の水準は改定されることがあります。

また、「予定が変わったからそのまま放置しておけばよい」と考えるのも避けたいところです。受け取らないまま失効させると、後で申請し直す際の負担が変わってきます。旅行の予定が流れた場合でも、受け取り自体は済ませておく方が結果的に手間が少なくなります。

整理すると、押さえるべきは3点です。発行から6か月以内に受け取らなければ失効すること、失効後5年以内の申請では通常より高い手数料になること、そして受取可能日は外務省の案内等で確認できること。

受取の期限や必要な持ち物、手数料の詳細については、外務省や申請した窓口が公開している最新の案内で確認してください。