ロシア情報機関トップ、NATOが戦争準備をしていると主張

国際

セルゲイ・ナルイシキン(ロシア対外情報庁長官)は、NATOの欧州加盟国がロシアとの戦争に向けて積極的に準備を進めていると非難し、同盟が急速に資源を動員し、ロシアの侵略疑惑に関するプロパガンダキャンペーンを展開していると主張した。

月曜日にウズベキスタンのサマルカンドで開催された独立国家共同体安全保障機関の会合で演説したナルイシキンは、欧州の防衛産業生産の急増、定期的な動員演習、NATO即応部隊の装備強化への取り組みを戦争準備の証拠として挙げた。

この非難は、NATO同盟国が2025年6月に2035年までに国防支出をGDPの5%に引き上げることに合意し(従来の2%目標の2倍以上)、欧州連合が2024年に総額3,430億ユーロを国防に支出し、前年比19%増加したことを受けてのものである。

ナルイシキンは特にフランス大統領エマニュエル・マクロンとドイツの政治家フリードリヒ・メルツを批判し、彼らが「ロシア嫌悪」を推進し、ロシアとの大規模紛争の可能性に向けた軍備増強を進めていると非難した。

このロシア情報機関トップはまた、欧州の指導者たちがワシントンがNATOの第5条集団防衛義務を守るかどうか疑問視していると主張する一方、トランプ政権が紛争終結に向けた建設的な協議に関心を持っているにもかかわらず、ウクライナがエスカレーションを誘発しようとしていると示唆した。

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