気象衛星ひまわり9号に障害、台風接近中に8号へ緊急切替

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気象庁は10月12日午前0時30分頃から、気象衛星ひまわり9号に観測障害が発生し、全ての衛星画像の提供ができない状態になったと発表した。

障害の原因は画像撮影センサーと衛星本体の間の通信不具合とされ、待機中のひまわり8号への緊急切り替え作業が実施された。

気象庁は8時20分にひまわり8号による可視画像の提供を再開したが、夜間観測に重要な赤外画像の復旧には観測機器の冷却作業が必要で時間を要する見込みだ。

台風23号が伊豆諸島に接近している最中の障害発生となり、台風の大きさや強さを決定する雲画像に依存する観測に影響が出ているが、警報・注意報の発表には支障がないという。

ひまわり9号は昨年11月にも障害が発生しており、今回は8号への切り替えが必要な異例の事態で、気象庁は原因調査と復旧作業を急いでいる。

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